2013年に設立された技術企画部の部長として、私は現在、5名のチームメンバーを率いて、Webやソフトウェア技術の研究開発に取り組んでいます。私たちの使命は、IoT、AI、VRなど、数年以内に大きな社会的インパクトをもたらすことが予想されるテクノロジーを調査・研究すること。2016年には、有志メンバー が集まり、音声を分析し、360度リアルタイム映像から話者の方向を見極め、自動追尾する作品 をカメラメーカー主催のコンテストに応募したところ、実用性と完成度が高く評価され、最優秀賞を受賞することができましたが、これも技術企画部の実績の一つ。つまり蓄積した技術的な知見を社内外に広くアピールすることで、新たなビジネスチャンスを切り拓いているのです。私自身も、Webブラウザ上でリアルタイムコミュニケーションを可能にする技術「WebRTC」(Web Real-Time Communication)の応用研究に取り組んでおり、技術系メディアで記事を書いたり、 社外の技術イベントに登壇したりする機会が増えていますが、入社から約25年にわたってやりがいと楽しさを感じながら技術に関わり続けていられるのは、われながら幸せなことだと感じています。