基本的な考え方

当社グループは、「人」が最大の財産と考え、社員一人ひとりがプロフェッショナルな人財となれるよう、多様性を尊重し、それぞれが個性と能力を発揮できる企業づくりに取り組んでいます。

中期経営計画で掲げる「人財力の強化」

 

人材育成

多様性の確保に向けた人材育成方針として、社員一人一人が高い専門性を持ち続けることを奨励・支援し、多様な能力の集合体として機能する企業を目指すことを掲げ、以下の施策を実施・推進しています。

  • 社員の能力が着実にステップアップするように「EDISON」(自社の能力開発制度)に基づく成長支援
  • 当社が求めるスキルを身に着けるための「ミッショングループ」別研修(階層別研修)や基本スキル研修
  • プロフェッショナル人財として、事業で活用できる専門スキル(データ分析、UX、デザイン思考)研修、事業創出人財の能力開発支援研修、専門知識やテーマについて自主的に学びあうオープンな勉強会(ラーニングスクエア、実践コミュニティ)
  • グローバル人財育成プログラムやキャリアデザイン研修
  • 女性活躍を推進する目的で、女性社員に対するキャリア形成支援研修や管理職に対するダイバーシティマネジメント研修

成長支援

EDISON

「Employee Development Is Success Of Next growth」の各頭文字をとって「EDISON」と呼ばれる能力開発の制度です。
社内の職種、レベル毎に求められるスキルを明確にし、各人の専門性を高めるためのキャリアパスを示して、能力開発のPDCAを回す仕組みです。この仕組みの中にLearning Squareなどもあります。

 

ラーニングスクエア

専門知識を高めたい人が自主的に集まり組織を横断したグループを形成し学びあうカジュアルでオープンな勉強会です。
社員間の「つながり」を豊かにし、それぞれの専門領域で仲間内との交流を通じて刺激し合い、そこで得たヒントを個人の業務にフィードバックすることで個々の能力を高めることが狙いです。

<勉強会の例>

  • プロジェクトマネージャ講座
  • セールスエキスパート養成塾
  • 営業/SEワークショップ
  • 経理勉強会

実践コミュニティ

あるテーマに関心や問題を持つ社員が集い、その分野の知識や技能を勉強会形式で相互に学び合うコミュニティです。先端技術から業務のノウハウに至るまで様々なコミュニティがあり、組織の枠を超えて情熱を持つ有志が集まっています。

<コミュニティの例>

  • UXコミュニティ
  • 機械学習コミュニティ
  • 自動化コミュニティ

スタートアップバトル

社員の持つ事業のアイデアを、ひとつでも多く未来の事業に成長させるため、広くアイデアを募集し、事業化するための新事業創出支援プログラム「スタートアップバトル」を実施しています。

インフォコムアワード

毎年、事業に貢献したプロジェクトを社員投票によって選出する『インフォコムアワード』を開催しています。様々な評価観点から4つの表彰部門(プロジェクトマネジメント部門、チャレンジ部門、プロセスイノベーション部門、CSR部門)にノミネートされるプロジェクトが推薦され、各部門から「最優秀部門賞」が選ばれます。

ダイバーシティの推進

女性活躍推進

女性活躍推進については、多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内整備に関する方針を掲げ、女性管理職比率、新卒社員の女性比率の向上を目指し、取り組みを進めています。
 

女性活躍を推進する主な取り組み

  • 女性社員に対するキャリア形成支援研修
  • 管理職に対するダイバーシティマネジメント研修
  • タスクフォースの編成と活動

指標

目標

実績(2022年度)

女性管理職比率

2030年度に15%程度

4.2%

新卒社員の女性比率

40~50%程度

47.8%

※当社グループでは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われてはいないため、連結グループにおける記載が困難です。このため、上記の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社と一部の連結子会社を含むものを記載しています。

社外からの評価

インフォコムでは出産・育児のみならず、配偶者の看護や両親の介護によって一時的に就業が困難になるような事態を想定し、柔軟な働き方が出来るよう、制度の導入や改善に取り組んでいます。
その取り組みが認められ、厚生労働省 東京労働局より子育てサポートに積極的に取り組む企業として「くるみん」が認定されました。

シニア層の活躍推進

60歳の定年を迎えた後も再雇用を希望する社員が、給与や役職就任、部署間異動などの面で正社員と同等の処遇で働くことができる嘱託再雇用制度を導入しています。フルタイム勤務以外の勤務形態も可能で、経験豊富な世代に意欲的に能力を発揮して活躍してもらうことを目的としています。 

人材登用

中途採用者も新卒採用者と区別なく評価・処遇し、中核人材への登用を行っています。外国人の管理職への登用については、当社の海外進出が拡大する段階で、現地における経営・マネジメントを行う人財の採用を目指します。

社内環境整備

多様性の確保に向けて、多様な人財がそれぞれの個性やライフステージの変化に合わせて働き方を選択できる制度や環境・風土を作ることを社内環境整備方針として、以下の施策を実施・推進しています。

  • 多様な働き方を受け入れる企業風土を整えるための制度の拡充
    • 出産/育児/介護/病気・けがにおける休暇や時短・在宅勤務等の両立支援制度、くるみん認定、リラクゼーションルームの設置
    • 定年後の社員をパフォーマンスに応じて処遇する再雇用制度の導入
  • ワークスタイルの変革
    • 社員が場所や時間にとらわれず働くワークスタイルへの移行、長時間労働の削減、在宅勤務の推進
    • 女性活躍を推進する施策の検討を目的としたタスクフォースの編制と活動

ワークスタイル変革

インフォコムグループは、以前より生産性や業務効率の観点から従業員が場所や時間にとらわれずに働くことができるよう、オフィスと制度の両面で働き方改革を進めていました。その集大成として2021年11月、東京ミッドタウン・イーストタワーに本社を移転しました。新オフィスでは、部署を超えたコミュニケーションを促すため、オフィススペースをワンフロアに集約し、グループで作業できる空間や社員同士が交流できるオープンスペースを設けました。風通しの良い空間が従業員の新しい働き方を支援しています。

 

<オフィスのご紹介>

自宅のほか実家などからのリモートワークを認めると同時に、オフィスから半径50km圏内を「通勤圏」、150km圏内を新幹線通勤が可能な「準通勤圏」として、社員は原則この範囲内に住むこととしました。柔軟な働き方を認めつつも居住範囲を無理なく出社できる場所とすることで、オフィスにおける対面でのコミュニケーションも継続しやすくします。

 

<ワークスタイル変革の一例>

  • 在宅勤務手当を支給
  • 理由、日数問わずリモートワーク可能
  • 自宅やサテライトオフィス以外にも、実家や別荘でもリモートワーク可能に
  • オフィスから半径50km以内の「通勤圏」、同150km以内の「準通勤圏」を設定し、新幹線通勤に対する交通費も支給(上限あり)
     

各種制度

その他様々なメンバーが仕事を楽しみ、チャレンジできるような働きやすい会社づくりを整えています。


<制度の一例>

  • 産前産後休暇制度
  • 育児休暇制度
  • 介護支援制度(介護休職、休暇、短時間勤務など)
  • 短時間勤務制度:病気、怪我、看護、介護、また妊娠中~育児期間中は時間短縮労働が選択できます。
  • 嘱託再雇用制度
  • 有給休暇取得奨励日:有給休暇取得を奨励する日程を年間で複数設け、休暇を取りやすくしています。
  • リフレッシュ休暇:自分の誕生日または結婚記念日に休暇が付与されます。

福利厚生

インフォコムグループは、社員とその家族の生活を支援するため、労働条件の整備とともに各種福利厚生の充実にも力を注いでいます。

インフォコムグループ同好会

社員が会社や組織を乗り越えて知り合うこが出来る「コミュニケーションの場」を提供することにより、共通の趣味嗜好を持つ社員が定期的に集まり同好会活動を行うことで、組織や立場を超えた関係が更に広がることを期待して2013年より活動しています。

リラクゼーションルーム
社内には看護師が常駐し体や心の不調の相談に乗ってくれるほか、鍼灸マッサージ師によるマッサージを受けることができます。

その他の福利厚生

  • 各種社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
  • 退職金(確定拠出年金)
  • 従業員持株会
  • 共済会
  • 独身寮
  • 保養所・運動施設
  • 財産形成貯蓄制度 等

健康経営

インフォコムグループは、社員の心身の健康が会社の成長につながると考え、様々な施策を展開しています。

ストレスチェック
社員自身のストレスへの気付きやその対処の支援並びに職場環境の改善を通じて、メンタルヘルス不調となることを未然に防止する一次予防を目的とし、パート社員・契約社員を含めた社員を対象に、年1回の頻度で実施しています。
高ストレス者と選定された社員には、医師との面接指導を推奨、実施し、必要があれば就業上の措置を行っています。

エンゲージメントサーベイ
会社の現状を把握するため年1回全社員に対し現状何に満足しているのかアンケートを実施しています。
経営や組織マネジメントにおける課題を抽出し、それを解決するための各種施策の策定に繋げています。

健康支援ルーム
社員の健康保持・増進を担う「健康支援ルーム」を設け、定期健康診断・人間ドックのフォローアップや、社員が自由に相談できる健康相談窓口の開設をはじめ、産業医・看護師・産業カウンセラーらが連携して、社員の心身の健康や労働環境の向上に努めています。

長時間労働の是正
勤務時間管理システム「まいにちきんたい」を自社開発し、活用しています。入退室管理と自動連携しているため社員の入力の負担が減り、正確な勤務時間の把握が可能となりました。また残業時間が一定を超えると上司と本人に通知されることから、残業時間の削減にも繋がっています。

健康経営サポートサービス「WELSA」
社員の健康診断結果やストレスチェックの一元管理から、健康リスクや生活習慣病などの分析・予測まで行うことができるサービス「WELSA(ウェルサ)」をお客様へ提供しています。当社内でも「WELSA」を活用しており、社員の生産性向上や組織活性化に向けた企業の健康経営の推進に繋がっています