学生時代にはfMRIを用いた人の認知機能の研究をしていたこともあって、ヘルスケアの業界には漠然と興味がありました。また、実験データを扱う際に繰り返しの作業が多く、自動化を試みたことがきっかけとなりIT技術にも惹かれました。そのような中で、インフォコムのインターンシップに参加し社内を見学しました。会社とはピリピリしているものだと思っていたのですが、実際には和やかで上司部下の仲が良さそうだったのが印象に残っています。先輩社員の方々の人柄や社内の雰囲気も良さそうと感じたのが決め手として大きかったと思います。
ITインフラ担当として、帝人グループが利用するネットワーク環境の運用・開発を行っています。入社理由とは異なりますが、入社後の集合研修で学んだネットワーク技術が面白いと感じたため、現在の部署に入りました。
実際の業務としては、回線をどのように繋げるか図面を書いて設計しネットワークを構築するほか、データセンタのファイアウォール設定を遠隔で変更することもあります。現地に出向くものだと、データセンタでの物理機器の設置や、オフィスの床下にLANケーブルを通す泥臭い業務も行い、顧客がPCを安全・快適に使える環境を整えています。
入社1年目の秋頃に初めて出張に行ったときのことです。先輩と一緒にとある工場に出張し、広い場内の色々なところに設置されているネットワーク機器の設定変更をして回りました。中には年代物もありましたが、それでもひっそりと動き続けているのを見て、「繋がっていて当たり前」と思われがちなネットワークは、このような業務によって支えられているのだと実感しました。それまではPC上で構成図を確認し、遠隔で機器にログインして作業しており、実体のないものを扱っている感覚だったため、初めての現地での作業は特に印象に残っています。
若手も意見を言える雰囲気だと思います。学生の頃は「会社って効率より慣習を重視して、上司・先輩の言うことは絶対なんだろうな」と何となく思っていましたが、良い意味で予想は外れました。自分のやってみたい仕事、業務に関する提案、その他思ったことは、たとえ1年目の社員であっても合理性があれば聞いてくれる職場です。実際に、チームメンバーのスキルレベルを底上げするための勉強会や、普段使用しているサービスの運用改善を提案し、採用されました。
運用のことまでしっかりと見据えることができるプロジェクトリーダになりたいと思っております。例えばあるネットワーク製品を導入しようとするときに、パラメータやポリシを設定して機器やシステムの構築等をしていくチームと、その後それを運用していくチームが別々で、いざ運用フェーズが始まったら円滑に進まないということは一般的にありがちです。構築期間よりも運用期間の方が長いので、運用者への教育、マニュアル整備、フロー整備など安定的な運用の実現も考慮してプロジェクトを進められるようになることが目標です。
9:15 |
業務開始 |
週に3~4日は在宅勤務 |
9:30 |
朝会 |
夜間トラブルや緊急の要件がないか課内で情報共有 |
10:00 |
プロジェクト定例会議 |
プロジェクトメンバー内で進捗の確認や情報共有を実施 |
11:00 |
資料作成 |
ネットワーク構成図や作業手順書を作成 |
12:00 |
昼食 |
|
13:00 |
構築作業 |
ヒアリングした通信要件に合わせた設定を機器に登録 |
15:30 |
リリース会議 |
本番稼働中の機器の設定変更作業のレビューおよびリリース承認を実施 |
16:30 |
夕会 |
チーム宛のメールのチェックや次の日の体制などを課内で共有 |
17:30 |
業務終了 |
※所属部署およびインタビュー内容は取材当時のものです。