インフォコム株式会社（東京都渋谷区、以下インフォコム）は、ヘルスケア事業を重点事業分野の一つと位置付け、業容の拡大を推進しています。

大分県では、救急医療現場における迅速な対応や患者の救命率の向上に向けた取り組みとして、当社の災害・救急自動車映像伝送システム「HiSMRT99-Ultra LITE版」を活用した遠隔画像伝送システムを構築し、県下の４救命救急センターと10消防本部/組合に導入、７月１日から運用が開始されました。音声だけのコミュニケーションでは伝わりにくい情報を映像/画像情報を活用して伝えることで、受け入れ先医療機関での準備をスムーズに行うことが可能となります。また、複数の施設での同時閲覧も可能であり、救急現場では非常に有効であると考えられています。

救急現場における画像伝送システムは、これまで市区町村単位で行われている事例はありますが、市町村を跨ぎ、ほぼ全県下において導入/稼働するシステムは国内初のものとなります。システムはGPS搭載ボイスパケットトランシーバーを活用した動体監視システムや音声通話システムなども合わせて構成されており、拡張性を備えています。今後、現在参加していない消防本部や二次救急病院などの参加も計画されています。

「HiSMRT99-Ultra LITE版」は、救急車内の患者の容態や生体情報モニターなどの映像を、サーバーを通じて救急病院などの医療機関にリアルタイムで転送するシステムです。データの圧縮や復元において独自の技術を用いることで携帯電話などの通信回線利用でも高品質の鮮明な画質の映像伝送を実現しています。

インフォコムは、救急医療を支援するシステムの普及に努めるとともに、在宅診療、病診連携などでの映像伝送による医療現場支援サービスの拡充を図り、ヘルスケア事業の業容拡大を加速します。

以上

インフォコムは、７月16日から18日に開催される「国際モダンホスピタルショウ2014」（東京ビッグサイト：東京国際展示場）に出展します。
開催期間中、会場内ブース（F-12）において、災害・救急自動車映像伝送システム「HiSMRT99」や主力ソリューションである「診療情報管理」システム、「薬剤情報管理」システム、「手術部門」システム、「看護部門管理」システム、「放射線/医用画像」システムなどのバージョンアップ版をはじめとするさまざまな医療情報システムをご案内する予定です。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。

［展示システム一例］

• 災害・救急自動車映像伝送システム「HiSMRT99」
• 看護職員のためのより良い労働環境づくりを支援する「看護部門管理システム」
• 手術部門を幅広くサポートする「手術部門システム」
• 診療情報管理システム「Medi-Bank」の最新バージョン
• 救急現場や様々なシーンでリアルタイムで状況を伝える「高画質映像伝送システム」
• iPadを活用した「患者説明支援ツール」

インフォコムは、2013年３月期を初年度とする中期経営計画（2012年２月公表）において、医療機関や製薬企業、健康保険組合向けにITサービスを提供するヘルスケア事業を重点事業領域の一つに位置付け、製品/サービス機能の強化や品質向上、競争力強化に取り組んでいます。

医療機関向けITサービスでは、今回ご案内する「災害・救急自動車映像伝送システム」の提供をはじめ、「放射線情報システム」「医用画像システム」「診療情報システム」「薬剤情報システム」などのソフトウェア製品やソリューション、情報サービスを多くの医療機関でご利用いただいております。