インフォコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:竹原 教博) は、欧米企業を中心に研究者向けITサービスを開発・提供するBiomax Informatics AG(ドイツ、CEO Dr. Klaus Heumann、以下Biomax)と契約し、ライフサイエンス領域のデータ解析プラットフォーム「BioXM」の販売を開始しました。

背景

 製薬企業における研究開発部門では、日常的に社内外の膨大な研究データを取り扱っており、近年そのデータの量、種類、更新頻度は増大しています。また、臨床データや統計データ等を自社の研究に組み合わせることにより、効率的かつ高度な解析が求められています。

製品概要

 「BioXM」は、社内外の研究データ(論文、実験データ、化合物データ、遺伝子データ等)を検索・抽出・解析し、データ間の因果関係を視覚的に表現し知識として活用するデータ解析プラットフォームです。

 

[主な機能]

  • 構造化・非構造化データの一元管理が可能なリポジトリ機能
  • 公開データベース(論文、臨床試験、遺伝子、化合物等)への自動接続機能
  • データの意味付け・解析等を支援するデータ解析支援機能
  • 解析結果を元に、データ間の因果関係を可視化する機能

 

[販売実績]
 製薬:Boehringer Ingelheim GmbH(ドイツ), Sanofi S.A.(フランス)
 食品:Nestlé S.A.(スイス)
 官公庁:欧州特許庁 等

販売計画について

 オンプレミス及びクラウド形式での販売・サポートを行い、今後3年で20社の導入を見込んでいます。また、製薬企業等で広く活用されているワークフロー型データ解析ソフト「KNIME~{※1}」と組み合わせてご利用頂く事により、経験が少ない研究者でも高度なデータ解析を実現できるよう支援してまいります。

BioXM概念図

※1 KNIME:データ処理から分析、レポーティング機能を有するオープンソースのデータ分析ソフト

※2 データレイク:構造化/非構造化を問わずデータを保存できるリポジトリ。項目が決められた表形式のデータを扱うDWHと異なり、整理されていない様々なデータを扱うことができ、今後のビッグデータ解析の必須技術とされている。

Biomax Informatics AGについて

設立 1997年 社員数 60名
本社所在地 Planegg, Germany 代表者 Dr. Klaus Heumann
特長 従業員の半分がゲノム解析や合成生物学、臨床情報システム等の専門知識を持つ研究者であり、これまでに数千を超える欧米ヘルスケア企業のエンドユーザにITサービスを提供し、20を超える国際研究に携わっています。
主要事業 ライフサイエンス領域におけるナレッジマネジメントシステム・脳科学研究システムの開発。AI技術を用いた検索エンジンの提供 等

 

以上

<報道関係のお問い合わせ>

広報・IR室
03-6866-3160
pr@infocom.co.jp

<事業に関するお問い合わせ>

ヘルスケア事業本部 ヘルスケアサービス部 ライフサイエンスG
03-6866-3860
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