インフォコム株式会社(東京都港区、代表取締役社長:竹原 教博) は、医療機関向けに提供している「CWS(シーダブリューエス)就業管理システム」について、2024年から始まる医師の時間外労働規制のうち、特に実態把握・対応が難しいとされる「連続勤務時間制限・勤務間インターバル」の管理・把握に対応したオプション機能の提供を2023年4月1日より開始します。

背景

 長時間労働が常態化する医師の働き方改革に向け、2024年4月から医師の勤務時間に罰則付きの残業規制が適用される予定で、急性期医療を担う医療機関を中心に医師の勤務実態把握に向けた仕組みの整備を進めています。規制のうち、特に勤務と勤務の間の休息時間「勤務間インターバル」確保については、「外勤」と呼ばれる医師特有の働き方である他機関での兼業・副業も考慮する必要があるなど複雑で、手作業での管理がほぼ不可能なことから、規制対応の「落とし穴」となっています。
 一般企業では企業が従業員の勤務時間を管理し、長時間労働の改善に取り組むことが一般的になりましたが、医師については勤務形態が複雑であることや、多忙かつ緊急性が求められる職種であることなどから、勤務実態の把握が進んでいないのが実情です。

概要

 当社は、2014年から医師や看護師の勤務時間を管理する医療機関に特化した就業管理システム「CWS」の販売を開始し、現在全国250を超える医療機関でご利用いただいています。すでに2021年に対応している医師の勤務時間上限規制に加え、今回、CWSに副業・兼業も考慮して勤務間インターバルを把握し、規制に違反する可能性があれば管理者にアラートで通知することが可能なオプション機能を追加します。

今後の展開

 規制開始前、また開始後の2024年4月以降も、医療現場の実態や要請に応じて規制の内容が変更されることも予想されます。インフォコムのCWSは、医療機関に特化した勤務管理システムとして、規制の変更があった場合でもサービスに速やかに反映させ、医療機関における医師の働き方改革、それを支える事務スタッフの業務効率化を支援してまいります。

以上

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