インフォコム株式会社(東京都渋谷区、以下インフォコム)は、最新のIT技術の研究・調査を目的として開発したアプリケーション「聖徳玉子」を株式会社リコー(東京都中央区、社長執行役員 三浦 善司、以下リコー)の主催する「RICOH THETA×IoTデベロッパーズコンテスト」へ応募し、最優秀賞を受賞しました。

【「聖徳玉子」の特長】

①RICOH THETA Sの360°映像と音声をWebRTCsup{(注1)}を使ってリアルタイムリモート配信/受信

②音声の方向を検知、話者を特定し画面中央に自動表示

③複数人が同時に発話した場合には、小画面を用いて最大5名まで話者を表示


企業の会議などで利用できるビデオチャットアプリは、1対1で利用するものが多く、会議室で利用する場合には複数人の参加者の表示が困難でしたが、360°カメラ「RICOH THETA S」とリアルタイム通信技術WebRTCの使用と株式会社システムインフロンティアのたまご型マイクアレイ、株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンのロボット聴覚技術「HARK」を組み込むことで実現しました。

 

【「聖徳玉子」の紹介動画】

【「聖徳玉子」のブログ紹介記事】

【聖徳玉子構成図】

【「RICOH THETA×IoTデベロッパーズコンテスト」】について

このコンテストはリコーの360°カメラ「RICOH THETA」を利用したアプリケーションやガジェットを募集するもので、今回は11カ国、54作品の応募がありました。
審査基準は「IoT時代にふさわしいイノベーティブなもの」とし、以下のポイントから総合的に判断されました。

  • 革新性(独創性)があるか
  • 夢(将来性、発展性)があるか
  • 実用性、利便性があるか

「聖徳玉子」は360°の動画を使う意味性と、実用性、将来性、革新性が全て備わっていると講評をいただきました。

 

【表彰式の様子】

【コンテストサイト(募集要項など)】

【結果発表】

http://award.contest.theta360.com/

 

インフォコムでは、今後注目を集めると思われる最新のIT技術についていち早く検証を行い、実際の適用可能性を評価するための研究開発を行っており、VR(注2)/AR(注3)のほか、AI(注4)(機械学習)やIoT(注5)などのテーマについても取り組んでいます。
今後も様々な活動を通じて、市場の変化や技術の進化にいち早く対応してまいります。

 

以上

【用語解説】(五十音順)

■AI

人間脳が行っている作業を人工的にコンピュータで模倣したソフトウエアやシステム。

■AR

現実の風景にデジタルの情報を重ねて表示する技術。

■IoT

Internet of Thingsの略。世の中に存在する様々なモノがインターネットにつながることによって実現される全てのサービスを指す。

■VR

現実にない世界を現実であるかのように感じられる人工的に作った技術の総称。

■WebRTC

Web上でリアルタイムにコミュニケーションを実現するための標準的な技術仕様の一つ。動画や音声の交換を行うことが出来、Webブラウザ内のアプリや、モバイルアプリでの利用が始まっている。効率的に音声/映像を伝えるだけでなく、さまざまなデータ通信にも利用できるため、コミュニケーション分野だけでなく、IoT分野での活用にも期待が集まっている。

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