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整形外科用PACS[iRad-OT]
iRad-OT 〜整形部門のフィルムレス運用〜
戸田中央総合病院 整形外科 部長 新村光太郎 先生
2010年9月院内のシステムリプレイスを迎え、整形外科部門でも整形外科用PACSであるiRad-QAを導入し、完全フィルムレス運用を行っている。そこで、整形外科部門におけるフィルムレスシステム導入の経緯及び、体験談について、整形外科部長の新村先生にお話を伺った。

導入前の運用について

  • 導入前、フィルムの管理どのように行っていましたか?
  • フィルムはやはり場所を取ります。新しい検査に関しては院内の決められた場所に保管していますが、撮影して時間がたったものに関しては病院の倉庫に移動させてしまいますので、取り出すのに時間がかかります。
    さらに過去のフィルムに関しては病院の外に貸し倉庫を借りて、そちらで保管しています。貸し倉庫にあるフィルムを取り寄せるのに、輸送に丸1日時間がかかってしまったり、すぐに取り出せないという状況でした。
  • 計測やシュミレーション結果の保管は?
  • フィルムを出力していたころの作図は当然紙で切り貼りしていましたので、紙に残ります。これらの資料はフィルムと一緒にフィルム袋に入れて保管していました。また、計測した数値などはカルテの2号用紙にも記録していました。
  • フィルム運用時のポイントは?
  • フィルムは1枚しかありませんので、保管に気をつけていました。資料を持ち出してなくなってしまうのが一番良くないので、その管理を徹底していたということです。他の患者様のフィルムとまぜこぜになってしまって、分からなくならないように管理することも大切です。

導入作業について

  • フィルムレスに移行すると聞いてどう思ったか?
  • まずは、きちんと診断できるのか?ということが不安でした。モニタを見て、きちんと画質が保たれるのかどうか?診断が出来るのか?ということです。 もちろん、今まで整形外科はフィルムを使って作図をしたり、テンプレートをあててサイズを測っていましたから、これらの計測などをフィルムがなくなってしまったら、どのように計測・テンプレーティングをしなければいけないのかが不安でした。
  • 整形部門として何か要望を出したか?
  • 値段は張るでしょうが、きちんと綺麗な画質が保たれ診断が出来るモニタを採用して欲しいということを要望しました。また、整形外科ではテンプレーティングや計測が必要となってきますので、そのような操作が出来るソフトを購入して欲しいとお願いしました。
    さらに、フィルムレスでの添付レーティングや計測になれるまで時間がかかるので、その間はフィルムでの運用を併用してもらうようにお願いしました。
  • iRad-OTでのテンプレーティング

    股関節のテンプレートをあてて、術前シュミレーションを行う。フィルム出力運用では、紙を用いて行っていた。

  • 画質の担保

    整形外科部門では画質を担保するために高精細モニタが必須。

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