01エキスパートインタビュー 芝川 徹也Tetsuya Shibakwa

エンタープライズ事業本部
TGシステム部
在宅医療システムグループ 課長
1986年入社

1986年、日商岩井コンピュータシステムズ(株)(現インフォコム(株))に入社し、プログラマーやSEとして勘定系システムの開発に携わる。1999年から、プロジェクトマネジャー兼SEとして、携帯電話事業者向け監視システムやショートメッセージサービスなどの開発に従事。2012年からは、TGシステム部在宅医療システムグループを率い、 医療機器メーカーへ酸素濃縮装置を管理するための物流管理システムを提供している。

  • 現在の仕事

    在宅医療の現場を支える
    「縁の下の力持ち」です

    私が課長を務めるTGシステム部在宅医療システムグループは、酸素濃縮装置を扱う医療機器メーカー向けの物流管理を行うシステムの開発を行う部門です。ご存じの方は少ないかも知れませんが、在宅医療用の酸素濃縮装置は、医薬品と同じように医師の処方が必要なもの。基本的にレンタルで提供されているため、酸素濃縮装置を貸し出す医療機器メーカーは、消耗品の補充や定期メンテナンス、故障・トラブルへの対応を迅速うことが求められます。まさに私たちのシステムは、こうしたサービスを適切に運用し、ご自宅で療養されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺線維症、間質性肺炎、肺結核後遺症など、呼吸器疾患を抱える患者さんたちを支えるものなのです。つまり私たちの仕事は、技術によって患者さんに快適な療養生活を送っていただくための「縁の下の力持ち」のような存在と言えるでしょう。今、私たちのシステムが支えている酸素濃縮装置の数は約10万台。あまり知られてはいませんが、私たちは患者さんの健康に深く根ざしたシステムの提供によって、在宅医療の現場を支えているのです。

  • 仕事への信念・こだわり

    信念は、お客様の期待を上回る
    成果を出し続けること

    入社して約30年。今の部署に着任するまで、プログラマーやSE、アーキテクトとして、商社や携帯電話事業者向けの大規模な基幹システム開発に取り組んできました。1980年代から、オフコン、メインフレーム全盛期や、1990年代のUNIX、WindowsNTによるクライアントサーバ時代を経て、勢いを増すクラウドコンピューティングの時代を目の当たりにする中で、担当する業務や立場は大きく変わりましたが、仕事に対する信念は変わることはありませんでした。私が常に大切にしているのは、お客様の期待を上回るシステムを作り、心から喜んでいただくこと。予算に見合った仕事を100%とすれば、100%の仕事を納めるのは当たり前。お客様に心から喜んでいただこうと思えば、将来を見通して適切な技術を選定し、要求性能を上回るアーキテクチャを実現しなければなりません。もちろん、システムの質とエンジニア個人の技量は比例するので、システムの質を高めるためには、自分自身のパフォーマンスも高めようという意識も大事です。現在は12名のメンバーをまとめ、プロジェクトマネジメントを行うことが仕事の大半を占めていますが、エンジニア時代に培ったこの信念は今も変わることなく、私の中で生き続けています。

  • これからの展望

    次の世代のエンジニアに、
    技術と経験を伝えていきたい

    現在、10年近くにわたって拡張を続けてきた基幹システムを刷新するプロジェクトが進行しています。これに併せ、お客様の業務プロセスの見直しを含めた抜本的な改善を行う計画です。予算規模も非常に大きくなるため、当面はその開発とプロジェクトマネジメントを無事に遂行することが目標になるでしょう。中長期的な目標としては、少子高齢化による労働人口の減少に備えて仕事の生産性を高めること、そして、それを実現する優れたエンジニアを育成していきたいですね。幸いインフォコムには、プログラミングだけでなく、アーキテクチャ設計やプロジェクトマネジメントなど、幅広い開発経験を積める環境があります。ここの環境に、これまで私がさまざまな大規模開発プロジェクトで得た技術やノウハウ、教訓を次の世代に伝え、現場で鍛えることができれば、自ずとこの目標はクリアできると信じています。モノ作りに最適な環境と自分の経験を組み合わせ、優秀なエンジニアを育てビジネスに貢献すること。それがこれからの私の目標です。

  • 就活中の君へ

    技術の進歩には終わりがありません。エンジニアとして活躍し続けるためには、常にアンテナを高く掲げて、新しいテクノロジーと向き合い続ける努力が必要です。しかし、仕事をしながら学び続けることは簡単なことではありません。だからこそ、自分の興味や好奇心を大事にしてほしい。もし心から好きだと思える技術や開発テーマに取り組むことができるのであれば、多少苦しいことに直面しても、乗り越えることができるはずだからです。ですから、ぜひ就活生の皆さんには、自分に合った 会社を選んでほしいと願っています。

野口 直樹
松本 浩二