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[2013/05/15]
インフォコム、国内初のLinked Open Data公開パッケージ
「InfoLib-LOD」の販売を開始
〜政府/官公庁などが保有する「公共データ」の公開、民間活用をサポート〜

 インフォコム株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長 竹原 教博 以下インフォコム)は、官公庁、公文書館、図書館、研究機関が保有するCSV、XML、RDF、RDBMSなどの形式のデータを、オープンデータ(Linked Open Data)として公開することができる国内初のパッケージソフトウェア「InfoLib-LOD」の販売を7月より開始いたします。

【「オープンデータ」の活用状況について】
  近年、「官」「民」を問わず政策推進/事業活動におけるIT化が急速に進んでおり、政府/官公庁も民間企業も膨大な量のデータを保有している状況です。民間においては、その保有するデータ群を「ビッグデータ」と呼び、これらを商品/サービス開発に活用しています。一方、政府/自治体も非常に大量の行政情報等のデータ(公共データ)を保有しており、これらのデータを活用した産業やサービスの創出に向けた要望が産業界から強まっています。
 政府では、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)において、新たなIT戦略の策定を進めており、「公共データ」の民間活用による産業活性化を後押ししていくものです。

 今回、販売を開始する「InfoLib-LOD」は、このような政府/官公庁等によるオープンデータの公開において、インターネット上でのデータ公開に優位性があります。特に、インフォコムの得意分野である図書館、博物館、公文書館などが保有するデジタルアーカイブデータや、研究機関が保有するデータの公開・共有に有効な手段になります。

【「InfoLib-LOD」の概要】
 インフォコムは、これまで、公文書館、図書館、博物館などのデジタルアーカイブシステムの構築やメタデータ設計を数多く提供してきました。今回、これらのノウハウを活かして、保有するデータをLinked Open Data形式(以下 LOD)で、誰でも簡単に公開することができるパッケージソフトウェア「InfoLib-LOD」を開発し、提供を開始します。
 「InfoLib-LOD」は、保有するCSV、XML、RDF、RDBMSなどのデータを、LODのデータ記述形式であるRDFに変換し公開することで、RDFに対する問い合わせ言語SPARQLを利用したデータ検索を可能とします。SPARQLによる検索は、APIとして利用できるため、アプリケーションに依存しない標準的な形式(RDF)でデータを取得し、データの利活用シーンを増やすことが可能となります。また、すでに「InfoLib」をご利用の場合も、「InfoLib-LOD」と連携してLODとしてデータを公開できます。

図1 「InfoLib-LOD」の機能概要

 「InfoLib-LOD」で、保有するデータをLOD化することで、データの再利用性が高まります。例えば、官公庁ではオープンガバメントの推進、公文書館等ではイベント活用、研究機関ではデータ分析などに利用することができるようになります。

  今回販売を開始する「InfoLib-LOD」は、お客様のご要望にお応えできるように複数のラインナップを取りそろえます。これまでのInfoLibシリーズを、ご利用のお客様は、現在登録されているデータを、変更することなくInfoLib-LODと連携が可能です。また、InfoLibをご利用されていないお客様にも、お手持ちのデータやご要望に合わせて、パッケージの組み合わせを、ご提案させていただきます。
 全国の官公庁、公文書館、図書館、研究機関を中心に今後5年間で、120機関への導入を目指しています。

「InfoLib-LOD」の開発背景
 政府では、2012年7月に「電子行政オープンデータ戦略」を策定し、公共データのオープンデータ化を推進しています。EU各国や米国では、早くから政府主導のもとデータ公開サイトが立ち上げられ、オープンデータ化によるオープンガバメントが推進されています。公共データや様々な機関が所有するデータがオープンデータ化されることで、それらを活用した新たなサービスが創出されることが期待されています。
 オープンデータは、様々な提供形態が採用されており、特にLOD形式は、ウェブ上でのデータ公開と知識の共有に有効な手段として注目されています。

【「InfoLib-LOD」の特長】

以上

【インフォコムグループのデジタルアーカイブ事業について】
 インフォコムのITサービス・セグメントにおいて、大規模なドキュメント資源を有する官公庁や大学、図書館などに、電子情報化した資源の管理や検索等に関するITソリューションの提供や、デジタルアーカイブシステム「InfoLib®シリーズ」などの販売を行っています。
 電子図書館等のデジタルアーカイブ領域を得意領域としながら、官民を問わない総合ナレッジマネジメント・ソリューションを提供しています。

【用語解説】(五十音順)

■LOD ( Linked Open Data の略)
  ウェブ上にあるデータ同士をリンクさせ、データの共有、普及させるためのデータ公開の形式を指す。データは、RDFで表現・記述される。

■RDF( Resource Description Frameworkの略)
  ウェブ上にあるリソースを記述するために統一された、メタデータを記述するためのフレームワーク。W3C勧告の標準技術仕様である。

■SPARQL( SPARQL Protocol and RDF Query Languageの略)
  RDFを操作(検索、更新等)するためのRDFクエリ言語。W3C勧告の標準技術仕様である。

■オープンデータ
  オープンデータとは、様々な機関が持つ情報を誰もが入手・再利用可能な状態で公開されているデータを指す。

■デジタルアーカイブ
  図書・出版物、公文書、美術品、歴史資料等をデジタル化し、インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組みを指す。

■メタデータ
  「データに関するデータ」。情報資源を組織化し、同定・識別や検索、管理・保存を行うために必要なデータの総称で、あるデータそのものではなく、そのデータに関する情報を指す。データの作成日やタイトル等があり、データを効率的に管理、検索するための情報となる。

<製品・ソリューションに関するお問合せ先>
インフォコム株式会社
サービスビジネス事業本部
デジタルアーカイブシステム部
東京都渋谷区神宮前2-34-17
Tel  :03-6866-3640
E-mail  :ot_sales@infocom.co.jp
URL :http://www.infocom.co.jp/das/infolib/lod/

<本リリースに関するお問合せ先>
インフォコム株式会社
広報・IR室
東京都渋谷区神宮前2-34-17
Tel  :03-6866-3160
E-mail:pr@infocom.co.jp
URL :http://www.infocom.co.jp/
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