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  [2005/04/19]
インフォコム、パスウェイ*1解析の受託サービスを開始

 インフォコム株式会社(代表取締役社長:沼 惇、以下インフォコム)は、バイオインフォマティクス*2技術を駆使した「パスウェイ解析」の受託サービスを開始します。

 バイオサイエンス研究領域において、最先端の解析ソフトウェアは研究推進にあたり重要な役割を持っています。その中でも当社の提供する『Auto Net Finder®』などのソフトウェアは研究者の間で高い評価を受け、多くの研究機関で導入されています。
 さらに、「解析そのものは専門家に任せて、精度の高い結果をいち早く入手することによって研究を効率的に進めたい」との研究者の大きな要望も存在しています。

 当社はこのような要望に応えるため、研究者から研究データをお預かりし、研究者に代わって数理的解析を実施するサービス(以下、受託解析サービス)を新たなサービスソリューションとして開始します。
 今までにも製品を購入頂いた研究者からの要望で個別にデータ解析を受託したことはありますが、今回は製品のユーザーであるか否かに関わらず、研究者に広くご利用いただくサービスとして開始するものです。
 このサービスは研究者の利便性を飛躍的に向上させるだけでなく、当社が長年、バイオサイエンス領域でのソフトウェア販売事業で培ってきた研究に対する高度な専門性を有効活用し、さらに一歩踏み込んだ研究支援を可能にするものです。

 受託解析サービスの分野として「遺伝子発現*3解析」「遺伝子ネットワーク推定*4」「パスウェイ解析」「システムバイオロジー」「新規アルゴリズム開発」などを幅広く取り揃えますが、まずは今最も活況を呈しており、かつインフォコムの得意分野である「パスウェイ解析」に焦点をあてたサービスを開始します。
 「パスウェイ解析」は、遺伝子間の発現制御や生体内分子間のシグナル伝達、代謝経路などの複雑な分子間相互作用を分析するもので、遺伝子配列が明らかになって以降、バイオ研究の中心となっております。

 当社ではパスウェイ解析ソフトである『PathwayAssist™(開発元:米国AriadoneGenomics社)』、自社パッケージである遺伝子ネットワーク解析ソフト『Auto Net Finder®』、データマイニングソフト『OmniViz®(開発元:米国OmniViz社)』等を用い、当社パスウェイ解析スペシャリストチームが研究者の要望に応じて解析を行ないます。

 また、インフォコムのスペシャリストチームによる受託解析だけではなく、海外ソフトウェアベンダーとの協業も積極的に行ないます。
現在当社が販売代理店として協業している海外ベンダーの中には、すでに世界的大手製薬メーカや研究所に対して受託解析サービス、コンサルテーションを提供して、数多くの実績を誇る企業もあります。 このような企業との協業を行うことで解析サービスの精度、多様性を高めることが可能になります。
 さらに、実験支援等の関連サービスを提供する国内各社との提携も積極的に推進し、初年度の売上高は50百万円、3年後には2億円を見込んでおります。
 当社のバイオサイエンス事業は従来、ソフトウェアの販売、導入が中心の事業構造でした。 今回の「受託解析サービス」の本格立ち上げは、新たな収益機会の増加だけでなく、顧客ニーズの適確な把握によって新たなソリューションの創出に極めて有効と考えており、今後の事業成長戦略上大きな意味を持つものと考えております。

【製品/サービスに関するお問い合わせ先】 【リリースに関するお問い合わせ先】
インフォコム株式会社 フロンティア事業本部
バイオサイエンス部  森下 正次郎
TEL:03-3518-3860
sales-bioscience@infocom.co.jp
http://www.infocom.co.jp/bio
インフォコム株式会社 
広報・IR室長 森田 昇
Tel:03-3518-3160
pr@infocom.co.jp
http://www.infocom.co.jp
※本リリースに記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または出願中の商標です。

■用語説明■

パスウェイ*1
シグナル伝達・物質輸送、転写制御、ホメオスタシス、代謝反応に至るまでの物質や情報のつながり及び経路を指す。

バイオインフォマティクス*2
生物情報科学とも訳されている。広く生物学、物理学や数学までを含む生物学的データに関する総合科学である。この学問はゲノムやcDNA遺伝子の情報を基にタンパク質コード領域(ORF)の予測、他の類似したタンパク質や特徴的な部分配列の検索、タンパク質の立体構造予測また遺伝子発現情報の解析などから遺伝子の機能を明らかにし、発生・分化や代謝経路の解明を目的にしている。さらに、応用として薬のターゲットを特定し、また、薬の候補物質をスクリーニングして得られた物質の薬理や毒性をはじめ、前臨床試験、臨床試験までのデータを統合することを目的とし、バイオ研究成果の実用化に必須の技術として認識されている。

遺伝子発現解析*3
 マイクロアレイを用いて遺伝子の発現状態(タンパク質の合成に向けてその機能が活性化している状態)を網羅的に行うもので、いつ、どの細胞で、どのような遺伝子が発現しているかを明らかにする。ここの遺伝子の機能解明を行う上で必須となってくる解析。

遺伝子ネットワーク推定*4
東京大学医科学研究所の堀本特任教授とインフォコムとで共同開発したネットワーク推定ソフトウェアを活用。従来の相関係数行列を元にネットワークを推定するのとは異なり、グラフィカルガウシアンモデルを利用し偏相関係数を用い、直接的な相関と間接的な関係を区別できるようになっております。この技術により高精度の遺伝子ネットワーク推定を実現しています。また、数理的に推測されたデータは文献を基にしたパスウェイデータベースの情報とあわせることにより、推測結果の信頼性を高めます。




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