SIMCA-P+

多変量解析のスタンダード

Umetrics社製 多変量解析ソフトウェアSIMCA-P+は、多変量データ解析の標準ツールとして長年にわたり、大量データを取り扱う研究・開発・製造などの現場で利用されてきました。マウスによる簡単な操作でデータを情報に変換し、迅速かつ的確な意思決定を可能にします。

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SIMCA-P+の3つの特徴

使いやすさ ユーザ・インターフェースに重点が置かれています。強力なグラフィック、アナリシス・アドバイザ、レポート・ジェネレータは、使い勝手の良さの一部に過ぎません。
先端技術 SIMCA-P+は常に多変量解析技術の最先端にいます。新しいアイデアと進展が絶えず製品に追加されています。
クオリティ 最も高い業界標準に準拠するため、テストとバリデーションを広範囲に行っており、バリデーション報告書はユーザに公表されます。

メタボロミクス・混合物のデータ解析にも最適

近年、メタボロミクスや一般の混合物を対象としたスペクトルデータ解析のソフトウェアとして、SIMCA-P+は多くの現場でご利用頂いております。MS, NMR, IRなどの各種分析 データをスプレッドシートとして保存しSIMCA-P+に読み込むことで、マーカ候補探索や成分分析などを行うことができます。一般的な主成分分析(PCA)だけでなく、PLS判別分析(PLS-DA)、その改良版OPLS-DA/O2PLS-DA、さらにはSIMCA分類など各種の多変量解析手法を用いることが可能です。

SIMCA-P+ 12の主な機能


OPLS (Orthogonal PLS)

従来のPLSではX変数を使ってY変数のモデルを構築し、XからYを予測します。OPLS法はPLS法を近年改良したもので、Yに直交している(無相関の)Xの変動に対処するよう設計されています。Xにおける系統的変動を2つの部分、Yを予測できる変動、および、Yに直交している変動に分離します。このようにXデータを分割することにより、より解釈しやすいモデルが得られ、かつ、予測力は変わりません。
OPLS は、あらゆるデータ解析で標準ツールとなるよう設定されていますが、分光法によるキャリブレーション、QSARモデリング、各種のOmics解析、特にバイオマーカ探索に、特に効果があります。下図では、プロテオミクス研究(卵巣ガン患者100例−健康者92例の比較)で、OPLSによって2つのグループをより明確に分離できています。

 

O2PLS

O2PLS法はOPLSを一般化したもので、複数のY変数をサポートしています。PLSやOPLSとは異なり、O2PLSは双方向(X⇔Y)で動作しますので、XからYを、YからXを予測することができます。
さらに、O2PLSを使えば、XやYにおける系統的変動を3つの要素、(i) XとYが結合した予測的変動、(ii) Yに直交するX変動、(iii) Xに無相関のYの変動に分割できます。
OPLSおよびO2PLSはUmetrics社の特許技術です。

 

S-plot

SプロットはOPLS判別分析(OPLS-DA)の結果を可視化し、解釈を容易にするための強力なツールで、ローディング・スペクトルからは判断が難しい信頼性の高いマーカ候補をワンクリックで可視化 ・抽出します。
さらに、SUSプロット(Shared and unique structure)を利用することで、複数の分類モデルにおける共通の成分や固有の成分を抽出することもできます。

 

 

 

 

クラスター解析とPLS-Tree

大規模なデータセットはほとんどの場合グループ化しています。データセットから関係を見出すには、適切にグループ分割して、グループ内は均質にする必要があります。大規模で複雑なデータセットを解析するには、複数のクラスタリング手法(PLS, OPLS, O2PLSを組み合わせた手法 など)が必要になります。
本アプローチは、 CART(classification and regression trees)に類似していますが、クラスター分割の基準に、個々のX変数ではなく、PLS回帰スコアを利用します。XとYの行列の組に適用した場合、測定サンプルが段階的に分割され、系統樹とよばれるPLSモデルのツリー構造が得られます。PLSモデルと関連付けられたこの系統樹をSIMCA-P+ではPLS-Treeと呼びます。

 

 

ワークセット・ウィザード

新しいワークセット・ウィザードでは、データセットのインポートから、モデルの作成までに必要な全ステップを実行できます。この後すぐにレポート・ジェネレータを開くことができ、ルーチンの解析を効率化できます。このウィザードを使えば、解析作業や多変量手法の詳細についての知識は必要ありません。すべて SIMCA-P+に任せられます。

 

 

 

 

アナリシス・アドバイザ

SIMCA-P+を時々しか使わないユーザにとって、アナリシス・アドバイザは大変便利なツールです。解析作業に沿ってアドバイザの画面がリアルタイムに切り替わり、今表示しているプロットに関する有益な情報を提供します。次にどのような作業をすべきかの助言も得られます。データに隠された情報を発見するのにこれほど簡単なことはありません。

 

 

 

 

What-If(仮説)分析

SIMCA-P+の重要なアプリケーションは、プロセス分析と多変量統計プロセス管理(MSPC)です。現代のプロセスからは大量の複雑なデータが出力されますが、SIMCA-P+はこれを、有益なチャートとグラフに変換します。
魅力のある特徴として、“What If”があり、複数の変数を同時に変えたときに、プロセスの多変量がどのような挙動を示すかを理解するよう、インタラクティブに手助けします。

 

 

 

レポート・ジェネレータ

SIMCA-P+プロジェクトからhtml形式のレポートをダイレクトに作成することができます。結果を他のメンバーと共有する良い方法であり、面倒なコピー・ペーストは必要ありません。ユーザが定義可能なテンプレートを使い、レポート書式は完全に管理できる一方で、レポート内の可変部分は自動的に更新されます。

 

 

 

 

化学構造表示(オプション)

QSARやADME/Toxモデリングでは、解析結果と化学構造の関係を調べることは不可欠です。データ・インポート時に構造情報をSMILES表記で SIMCA-P+に与えることにより、進行中の解析と平行して自動的に、関連する化学構造を可視化することができます。グラフ上で興味のあるサンプルをクリックするだけで、対応する化学構造が表示されます。
構造の可視化は、OpenEye社のライセンス技術に基づくアドイン・プログラムとして提供されます。

 

 

 

バッチデータ解析(PLS-Batch)

SIMCA-P+は、多変量バッチデータの解析に必要な機能も備えています。ユニークなバッチ・モデリングの機能によって、フェーズ、マチュリティ、上位と下位のレベルの両方のモデリングを取り扱います。SIMCA-P+はバッチ・モデリングに対して階層的アプローチを採ります。まずバッチの時間発展をモデル化します。次にバッチレベルで全バッチを要素としてモデル化します。これらのモデルは、初期条件と時間発展の要約を変数として使用します。これにより、個々のプロセスポイントを観測の単位とした時間発展、および、完了したバッチを単位とした、モデリング、管理図、コントリビューションプロット、ならびに解釈が可能になります。

 

 

【ご注意】 上記のバッチデータ解析機能を省いた製品 SIMCA-P は2007年12月末日をもちまして販売終了となりました。

 
【稼動環境】
Pentium CPU 1GHz 以上
512 MB空き RAM
100 MB空き HDD容量
Windows 2000 / XP / Vista
Internet Explorer 4.01 SP2以降
メモリはデータセットの大きさに依存:例)128MB(1000x1000行列)、512MB(100000x125行列)

実験計画&最適化ソフトウェア MODDE
NMRデータを用いた代謝物同定/定量解析 Chenomx NMR Suite

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